アプリクスについて
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Apricus
APRICUS(アプリクス)
APRICUSはラテン語で「陽の光に恵まれた大地」を意味します。私たちが養蜂をしているアプリリアーノ (Aprigliano) という場所の昔の名前でもあります。アプリリアーノは、カラブリア州の中央にある小さなコムーネで、人口は約3000人。標高600メートルの高台からは、湧き水で知られるクラーティ川が見渡せます。この地域には、イタリアでも珍しい手つかずの自然が今も残っています。
そんな素晴らしい土地を守りながら、私たちは農薬や化学肥料を一切使わずに、イタリアの在来種であるイタリアミツバチを育てています。自然に寄り添った有機養蜂を通じて、この大切な生態系を未来に伝えます。
APRICUSのハチミツは非加熱・無添加。天然の酵素やビタミン、ミネラルがそのまま残った、新鮮な「生きたハチミツ」です。EUのオーガニック認証も取得しています。アプリリアーノの自然が生み出した特別なハチミツを、どうぞ味わってみてください!
Giuseppe
ジュセッペ・デ・ロレンツォ
カラブリア州アプリリアーノ出身の地質学者で中学校教師。授業で「蜂群崩壊症候群」について教えたことをきっかけに、ミツバチの保護に深い関心を抱くようになる。その後、サルデーニャ島で自然農法に出会い、耕さない野菜作りや薬に頼らない養蜂に取り組み始める。現在は自家製ハチミツ酒「ミード」作りに夢中。サルデーニャでの経験を生かし、生まれ故郷カラブリアに戻ってイタリア原種ミツバチを用いた有機養蜂をスタート。ミツバチの保護や生息環境の保全活動を行うほか、有機養蜂技術の指導や、はちみつテイスティング講座の開催を通じて、地域や他の養蜂家とつながりを広げている
Aiko Otomo
大友愛子
アプリクス代表。京都山科で生まれ、横浜で育ち、イタリアに移住して20年。日本とイタリアで18年間看護師として働いた後、サルデーニャで友人たちに寿司を教えた経験をきっかけに料理の道へ進む。日本では懐石料理の修行を積み、カラブリアでは日本人シェフのもとで経験を重ねた後、コセンツァのレストランのシェフを経て、現在はアプリクスを運営。カラブリアの食材と日本料理を融合させたイベントをレストランやワイナリーで企画・開催しており、特にミツバチやはちみつをテーマにした食のイベントで注目を集めている。
アカシア
イタリア国内唯一のコンクール「トレゴッチェ・ディ・オーロ(黄のしずく)」において、2滴の黄金のしずくを受賞いたしました!
アカシア蜂蜜は、5月初旬のわずか10日間だけ咲くアカシアの花から採れる貴重な蜜です。透明な輝きのある淡い黄色で、液状の状態が長く続くのが特徴です。香りはほんのりとバニラやアーモンドを思わせ、味わいは繊細で舌触りは絹のようになめらかです。他の素材の風味を邪魔しないため、さまざまな料理や飲み物に活用できます。
おすすめの楽しみ方
- ヨーグルトやフルーツ、グラノーラに加えて
- リコッタ、ペコリーノ、ゴルゴンゾーラ、ブリーなどのチーズと相性抜群
- ドリンクの甘味料としてコーヒー、紅茶、ハーブティーに
- お菓子作りやパン作りに砂糖の代わりとして
- 焼肉や生姜焼きのタレ、またはドレッシングに深みのある甘さをプラス
百花
イタリア国内唯一のコンクール「トレゴッチェ・ディ・オーロ(黄金のしずく)」において、1滴の黄金のしずくを受賞いたしました!
クローバー、ルリジサ、ゼニアオイ、ローズマリー。アプリリアーノの春に咲く花々をギュッと集めたような百花蜜。採蜜後に熟成され、短期間で結晶化しますが、その口当たりはとても繊細でクリーミー。香りはほんのりとフルーティー。味わいはほのかに梨や桃を思わせ、そのなめらかな口溶けが特徴です。
おすすめの楽しみ方
- ヨーグルトやフルーツ、ジェラートにひとかけ
- こんがり焼いたバタートーストやパンケーキに塗って
- リコッタ、ペコリーノ、ゴルゴンゾーラ、ブリーなどのチーズと相性抜群
- ドリンクの甘味料としてコーヒー、紅茶、ハーブティーに
栗
栗の蜂蜜は7月の中頃、ミツバチの群れが1年で1番活発になる時期に採蜜されます。輝きのある琥珀色で、結晶化しにくいのが特徴です。香りはカカオ豆やタバコの葉、熟した果実やナッツのニュアンスが調和しています。味わいは濃厚で複雑、苦味やタンニンの渋みが絶妙で、ほのかな酸味やスパイシーさも感じられます。カラブリアのクリスマスで振る舞われる伝統のお菓子には栗の蜂蜜が欠かせません。
おすすめの楽しみ方
- こんがりトーストしたパン(ライ麦パンやふすまパンがおすすめ)に白練りごまと一緒に塗るシンプルな楽しみ方
- 香ばしく素焼きしたアーモンド、くるみ、ヘーゼルナッツを栗蜂蜜に漬けたハニーナッツは香りとコクが絶妙。そのハニーナッツはヨーグルトやトースト、パンケーキと相性抜群
- ジビエ料理の仕上げに加えたり、レバーや燻製料理に添えて
- 熟成された羊・牛のチーズやブルーチーズと一緒に
エリカ
3月に咲くエリカの花の蜂蜜は、ミツバチ達が冬越えをしたばかりで群れの数が少ないため採取量も少なく、非常に希少な逸品です。採蜜後に熟成され、短期間で結晶化しますが、その口当たりは繊細で、ジャムのようです。香りも味わいもフルーティーで、カモミール、シナモンなどのスパイシーな香りとともに、タルトタタンやキャラメル、果物のシロップ漬け、タマリンドを思わせる豊かな味わいが広がります。甘さと酸味、ほのかな苦味のバランスが絶妙です。
おすすめの楽しみ方
- マチェドニアなどのフルーツをふんだんに使ったデザートに加えて深みをプラス
- ジェラートにひとかけ
- オーブンで焼いたリンゴ、洋梨、桃と相性抜群
- クリームブリュレや焼きプリンにかけて、豊かな味わいを引き立てる
- この蜂蜜ならではの風味が、料理やデザートに深みを与えます。